ペンキ・塗料の基礎知識!その違いとは

ペンキ

ペンキ・塗料は
皆さんご存知かと思いますが大きく分けて水性と油性があります。

マジックでもおなじみですね。

その中から更に種類がステイン、ワックス、ニスなどがあります。
ワックスやニスは聞き覚えがあるかもしれませんがステイン??

そもそもワックスとニスの何が違うのか分かりにくいですよね。

そこで今回は塗料の基礎知識として、種類と違いについて書きます。

よく聞く水性塗料と油性塗料

ペンキ(塗料)に含まれるものとして
・顔料
・樹脂類
・溶剤
があります。

樹脂類を溶解し塗りやすい状態(つまりある程度シャバシャバにする)
にするものとして溶剤を使用します。

簡単なところで言うとこの溶剤が水かシンナーか
によって、水性塗料と油性塗料は分類されます。

水性・油性によって使用後の刷毛の手入れ方法や洗浄も変わってきます。

塗料の希釈方法も変わってきます。

水性は水で良いのですが、油性はペイント薄め液のようなものが必要になります。

顔料や染料によって種類はもっと細かく分けられます。

ステイン塗料

塗料に使われる顔料や染料には、
木材などに染み込んで塗膜を張らない“ステイン塗料”と
染み込むという概念がなく、素材の上に塗膜を張る“造膜塗料”があります。

ステイン塗料は使われている溶剤によって、更に水性ステインと油性ステインに分類されます。

ステイン塗料とは?

ステイン塗料は木材で使われる着色剤のことです。

前記の通り塗膜を張らないので汚れや傷がつきやすくなってしまう反面、
メンテナンスが安易であるといった特徴があります。

しみこむ性質から素材自体の木目がはっきりと浮かび上がるので、どんな木材を使用したとしても
高級感のある仕上がりに見えるということで、DIY材料としても人気のある塗料です。

造膜(ぞうまく)塗料

ステイン塗料のようにしみこむ性質とは違い、
塗膜を作る塗料を造膜塗料といいます。
これは主にワックスやニスと言われるものになります。
ニス=木質系の材料にのみ使用できる艶出し剤(ニスの上にワックスを塗ることは出来る)
ワックス=金属・石・木材など幅広く使える艶出し・汚れ避け剤

ワックスとは?

塗料とワックスが材料の表面に膜を作る状態になるのでコーティング保護材の役割もあります。
しかし膜はそこまで厚くはなく、しっかりと触り心地も木の質感が残ります。
ステイン塗料と合わせて使うとこで一層深みのある色合いになり、磨くことで淡い光沢が出ます。
ただし欠点として、塗膜が熱と水に弱いので注意が必要となります。

ウレタンニスとは?

ウレタンニスは乾燥すると硬い塗膜となり、保護をしてくれます。プラスチックのような質感となり、傷が付くと目立ってしまうといった難点があります。仕上がりによってツヤありツヤなしで使い分けることができます。

油性塗料と水性塗料のメリット・デメリット

油性塗料水性塗料

<メリット>

長持ちする傾向がある

艶を維持しやすい
汚れがつかない時期が長い

低温でも乾燥させやすい

<メリット>

臭いが少ない
近所迷惑や住む人の害になりにくい(無害ではない)

現場での保管が楽。
害が少ないので置いておいても危険が少ない

価格が少し安め

<デメリット>

臭いが強い

価格が高い少し高め

<デメリット>

油性より少し寿命が短い
もしくは少しもろくなりやすい

塗装出来ない下地が多い
特に鉄などには使えない水性塗料が多い

艶が落ちやすい

低温で塗る事が出来ない

雨が多いと塗りづらい

油性塗料は水性塗料よりも艶が出やすいというメリットがありますが、
油性塗料は完全なつや消しはできないため、
和風のマットな外観にしたいときは向かないなど、
上記のメリット、デメリットはあくまで状況によるとお考えください。

終わりに

塗料には油性と水性があります。
シリコンやウレタンなど樹脂の塗料でも、油性か水性かというだけで仕上がりの艶や施工中の臭いなどに若干の差が出てきます。
家の状況に最も即したタイプを選ぶ場合は是非ライズ・ワンペイントへご相談ください。

家の劣化をプロの視線で考え、親身な外壁塗装方法を検討致します